私は26歳の時大手飲食店店長から法人営業職へ転職、業界や職種を変え転職活動をしてきました。
さまざまな経験をしてきたなかで転職活動する方が全員使える情報を発信していきます。 今回は、実際にキャリアプランの書き方とコツについてご紹介します。
目次
・キャリアプラン作成前の心構え「主観を大切にする」
・自分の判断軸を把握する
・キャリアプラン作成の3ステップ
・【ステップ①】理想像(なりたい自分)を描く
・ポイント1:今の延長線で考える必要はない
・ポイント2:実現可能性も考慮する
・ポイント3:言語化してみる
・ポイント4:120点の理想に修正する
・【ステップ②】今の自分とのギャップを明らかにする
・【ステップ③】達成手段を考える
・ポイント1:手段は複数オプションあげる
・ポイント2:中間目標を立てる
・実際に行動してキャリアプランをアップデートしていく
・まとめ
キャリアプラン作成前の心構え「主観を大切にする」
まず、作成に着手する前に、キャリアについて心にとめて欲しいことが2つあります。
その1:キャリアプランに客観的な正解はない
キャリアには、誰もが目指すべきゴールや画一的な評価基準はありません。 客観的な基準がなければ、
「自分にとってどれだけ納得度の高い選択をしていくか」が重要となります。
その2:キャリアプランに終着点(ゴール)はない
ゴールだと思っていた到達点は、到達すると通過点となっていきます。 なので、キャリアプランは一度作成したら終わりではなく、
随時アップデートしていく必要があります。
自分の判断軸を把握する
正解もなく終着点もないとなれば、主観で判断し選択していかなければなりません。 そして、客観的な意見(世間で良しとされているものなど)に流され、
後になってから不満を感じるような就職や転職をしてしまわないためにも、
自分の価値観を知っておくことは非常に重要です。 キャリアや働き方を選択するうえでの判断軸を知るためには、
自身の転職理由に基づく判断軸を把握することがとても大切です。
キャリアプラン作成の3ステップ
キャリアプランは、なりたい自分(目標)と今の自分のギャップを埋めるための
「アクションプラン」です。 キャリアプランを作成するためのプロセスとコツについてご紹介します。
ステップ①:なりたい自分を描く
ステップ②:今の自分とのギャップを明らかにする
ステップ③:達成手段と中間目標を考える
【ステップ①】理想像(なりたい自分)を描く
キャリアプラン作成プロセスにおいて、もっとも重要なステップです。 なりたい自分を描くことができれば、キャリアプランの8割は完成したようなものです。 簡単に描けるものではありませんが、以下の4つのポイントを押さえつつ考えてみてください。
1:今の延長線で考える必要はない
さまざまな、キャリアの相談に乗っていると、組織から提示された社内キャリアパスのような、
なりたい自分を描く方がいらっしゃいます。 なりたい自分は、必ずしも今のキャリアの延長線上である必要はありません。 キャリアの選択肢や自身の可能性の幅を狭めないためにも、
まずは「今の延長線でなくても良いのならば、どんな自分になりたいか」
をフラットに考えてみてください。
2:実現可能性も考慮する
一方で、漠然とした夢のままで終わらせないためには、
実現可能かどうかも考慮しなければなりません。 フレームワークを使って多面的に考えていくことをおすすめします。 「①どんな人でありたいか(Be)」「②何がしたいか(Do)」「③何を欲しているのか(Have)」
この3つから、なりたい自分を考えてみてください。 この3つを満たしていると、仕事としてうまくいくので、
キャリアの選択肢としてもぐっと現実的なものになります。
3:言語化してみる
ポイント2に関連するのですが、なりたい姿のイメージが具体的であればあるほど、
アクションプランも考えやすくなり、目標も達成しやすくなります。 具体的にしていくためには、とにかく言語化することが重要です。 その過程で、うまく表現できない曖昧なことにも出くわすかもしれません。 「なぜうまく言語化できないのか」を明らかにしていくことも、思考を深める助けとなります。
4:120点の理想に修正する
なりたい姿が描けたら、一度「120点の理想に修正するとしたら?」と自問してください。 もしかしたら、無意識に手の届きやすい目標を選んでいるかもしれません。 キャリアの選択肢の幅を狭めないためにも、最初から守りに入るのではなく、
少し今の自分よりも背伸びをした理想像で考えてみましょう。
【ステップ②】今の自分とのギャップを明らかにする
なりたい自分を描けたら、これまでの経験や獲得した知識、スキルなどを棚卸してみてください。 そして、なりたい自分になるためには、何が不足しているかを洗い出してみましょう。 ここでのポイントは「現状の自分を過大評価しない」ことです。 自分の足らない部分に向き合うことは辛い作業でもありますが、
目的は自分を慰めることではなく、ギャップを知ることです。 目を背けず、正しく(やや厳しめに)理想との差を明らかにしましょう。
【ステップ③】達成手段を考える
最後に、ギャップを埋めるための具体的なアクションプランを考えていきます。 スキルが足りないなら能力開発計画を、特定の知識が足りないのであれば学習計画を、
経験が足りないのならば、どうすれば経験を積む機会を得られるかを考えてみましょう。
より良いアクションプランを作成するためには、ポイントが2つあります。
1:手段は複数オプションあげる
ぱっと思いついたものだけが、必ずしも最適な手段とは限りません。 積極的に情報収集し、手段は複数考えておきましょう。 そして、複数の手段の中から、自分の性格に合っているものや、
楽しみながら取り組めそうなもの、コスト感(時間、費用)など様々な観点から、
最適と思えるものを選択してみてください。 複数の選択肢をあげておくことで、実行した手段Aが不発だった場合、
すぐに手段Bへと乗り換えることもできます。
2:中間目標を立てる
成果を得られるまで長い目標や大きな目標を立てた場合、モチベーションの維持が難しく、
途中で挫折してしまう可能性が高くなります。 モチベーションを保つためには、目標を分割して中間目標を立てていき、
こまめな達成をしていくことが重要です。 そして、中間目標をクリアしていくことで、自分の理想像へ着実に前に進んでいきます。
実際に行動してキャリアプランを随時アップデートしていくことがとても大切です。
キャリアプランとは途中で軌道修正しアップデートしていくものです。 実際に行動してみて初めて分かることや見えてくる世界もあるので、
一度作成したキャリアプランは「お試し版」と捉え、
まずはそれを目標としながら動き始めてみることをおすすめします。 動き始めると、考えるための材料も集まりますし、自己理解も深まっていきます。 自分の中の仮説が検証されていく過程で、より納得感の高いキャリアプランに
修正するためのヒントも得られます。
考えながら動き、動きながら考える。 この繰り返しでキャリアプランはバージョンアップされ、
その積み重ねによって皆さんの人生はより良いものに形成されていきます。
まとめ
先行きの見えない時代のため「キャリアプランは不要だ」という意見もありますが、私はこのような想定外のことが起こる時代だからこそ、キャリアプランを立てる必要性があると思います。 キャリアプランの作成は時間がかかりますが、より良い人生を歩むうえでとても重要なものなので、ぜひ一度トライしてみてください。
転職を一人で行うことは、求人を集めて、かなりの労力が必要ですので、完全無料の転職エージェントのサポートを受けることを強くオススメします。
いかがだったでしょうか?
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株式会社FIVE 有料職業紹介 大熊
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