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執筆者の写真武田莉絵子

転職の心理的影響:変化への適応と精神的健康の維持




私は大学4年生の時にリーマンショックを経験し、いわゆる就職氷河期に就職活動をしていた学生でした。当時、あらゆる企業の会社説明会で ”今後の先行き不透明な時代” の映像を見せられたことを今でも思い出します。

そんな経験をしたからこそ、「1社に就職したら定年退職までずっと変わらず居続けるんだ」という考え方から早い段階で脱却できたことは良い経験となりました。

社会に出てからは何社が転職を繰り返し、今ではフリーランスという働き方を選択しています。

そんな、臨機応変に自分の働き方を変えて来た、私からの観点で本記事を書きたいと思います。


転職回数は少ない方がいいのか?変化する労働市場について


日本の転職に対する世間一般の捉え方は、1960年代から2020年代にかけて大きく変化しました。

1960年代からは、一度就職したら一生涯同じ会社で働くことが一般的であり、転職はあまり良いイメージではありませんでした。今でいう60代〜80代の人たちが会社員全盛期だった時代ですね!

私もその影響を大いに受けていましたので、何が正解なのかを捉えるためには、情報収集から動き出すことが必須だったことを覚えています。(今では情報があり過ぎるので、むしろ、正しく扱える力がより求められますが、これについては、また別の機会に書きたいと思います。)

しかし、経済のグローバル化や労働市場の変化により、2020年代に入ると、転職がより一般的になりました。個々のキャリアの成長や自己実現のために積極的に転職する人も増えました。また、若年層やミレニアル世代では、複数の職場で経験を積むことが価値ある経験と見なされる傾向があります。

よって、現在では、転職市場がより活性化しており、この波で実力をつけていく人によりチャンスがあると言えるでしょう。


新しい環境に飛び込む際に起こりうるストレスについて誰もが知っておくことの大切さ


職場の変化は、生活において大きな転換期となりうるかと思います。なぜなら、睡眠を除いて1日の活動時間の大半をその環境で過ごすのですから、環境の変化をキャッチし、適応していく力が重要になってきます。


そこで、以下に、起こりうるストレス要因をまとめました。

1. 適応困難性 新しい環境に適応するための時間と労力が必要であり、これによってストレスが生じることがあります。

2. 役割の不明確さ新しい役割や業務内容が不明確な場合、適切な行動が取りづらくなり、ストレスが増加する可能性があります。


3. 人間関係の構築新しい職場での人間関係の構築に時間がかかることがあり、これが孤立感や不安を引き起こす可能性があります。


4. 業務への適応新しい業務に対するスキルや知識の不足からくる不安やプレッシャーが、ストレスの原因となることがあります。


これらのストレス要因は、社会人としての経験がより少ない世代が、新しい職場で経験する一般的なストレスですが、適切なサポートや時間をかけて適応することで、ストレスを軽減し、新しい環境での成功につなげることができると思っています。


新しい環境でのメンタルコントロール方法オススメ5選




1. 情報収集と計画立て新しい業務や職場の環境についてできるだけ多くの情報を収集し、それに基づいて計画を立てることで、不確実性や不安を減らすことができます。

入社前に収集できる情報もあるかとは思いますが、求人情報やHPに書ききれない情報は多いため、入社後にも続ける必要があると感じます。リモートワークの企業も最近は多くありますが、リアルで見るものとリモートで取れる情報ではやはり乖離があることも多いので、リアルに情報を取りにいくことを最初はオススメします。


2. スキルの向上新しい業務に必要なスキルや知識を積極的に学び、向上させることで、自信を持ち、ストレスを軽減することができます。トレーニングや研修プログラムへの参加も役立ちます。

企業で研修プログラムが充実していたり、同職種の同僚から学べる場が用意されている場合は、もちろん利用してスキルの向上に努めることをオススメします。

ただ、企業の規模や社内体制によっては、それらが用意されていないケースも多く、弊社FIVEでは定期的に「営業職」「エンジニア職」などの交流会を開催し、同業種でのスキル向上に役立てていただける場を設けておりますので、ご希望があれば、是非、そちらへご参加いただければと思います。


3. コミュニケーションの活発化職場の同僚や上司と積極的にコミュニケーションを取ることで、業務や役割についての不明確な点を解決し、人間関係を構築することができます。

最近ですと、オンラインでのやり取りが多く、上司や同僚の人柄を感じられる場面が少なくなり、人間関係がギクシャクしているという声を多くもらいます。企業によっては1on1面談を取り入れ、業務以外にもコミュニケーションを取れる場をつくっているところも見られますが、そういった場面が無い企業に関しては、ランチタイムなどを活用してコミュニケーションを取ることをオススメします。業務が多忙でなかなかランチに行くことが難しいなどあるかもしれませんが、意外とその時間は日頃のルーティンになりがちなので、声をかけられると嬉しかったりするものです。


4. ストレス管理技術の習得ストレス管理技術を学び、実践することで、ストレスを軽減することができます。深呼吸や瞑想、運動などが有効です。

1日の中で「無」になる時間を設けることで、リラックス効果が期待できます。現代人は、とにかく常にスマホからの情報発信を浴び続けているため、1日の中で10分でも良いのでデジタルデトックスも兼ねて「無」になる時間を設けることでリラックス効果が大きいです。私の場合は、お風呂での時間がそれにあたるため、リラックスできる時間をつくるのは大事ですよね!


5. 柔軟性と自己肯定感の向上新しい環境に対する柔軟性を持ち、失敗や挫折を恐れずに挑戦することで、ストレスを軽減し、自己肯定感を高めることができます。

そもそも、挑戦に失敗はつきものです。初めから完璧を求めると、挑戦することが怖くなり前進を止めてしまう要因にもなります。たとえ失敗しても一人で抱え込まず、我々エージェントメンバー、上司、同僚、身近な人たち、を含め、相談しながら進んで行きましょう!


いかがだったでしょうか?

転職エージェントをうまく活用して、いい転職をして社会人としての

キャリアをステップアップして、望んだライフバランスを手に入れてください。

実際に私たちもサポートして、よりよい転職に導きますので

お気軽にお問い合わせください。

株式会社FIVE 職業紹介 武田莉絵子

許可番号 13ーユー310946







転職の心理的影響: 変化への適応と精神的健康の維持

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