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執筆者の写真池原公生

転職先でのキャリア成長戦略: 長期的なキャリアビジョン

私は専門学校を卒業後、飲食店を経営する企業に入社し現場で調理師として長く働きました。30歳の時に転職して業界を変え、営業やヘルプデスクなど複数の職業を経験しました。


現在39歳となりますが、まずは転職で業界や職種、自分のライフスタイルを変えた後に考えることは、【転職先でのキャリアアップ】についてです。


最近ではVUCA時代という言葉が出てきており、先行きが不透明な時代を実感します。


V(Volatility:変動性)

U(Uncertainty:不確実性)

C(Complexity:複雑性)

A(Ambiguity:曖昧性)


つまりそれは変化の激しい時代で、自分がその荒波を乗りこなせるように力をつける必要があるということです。


今回は【転職先でのキャリア成長戦略: 長期的なキャリアビジョン】をテーマにお伝えします。






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1.スタンス、ポータブルスキル、テクニカルスキルを理解しよう


キャリアを作るうえでとても重要な事になるのでまずはこちらのお話を。

キャリアデザインはスタンスを土台にその上にポータブルスキル、その上にテクニカルスキルというピラミッド構造になっています。


・スタンス 仕事に対する姿勢、なりたい姿やライフスタイルの明確化

・ポータブルスキル 対自分力、対人力、対課題力

・テクニカルスキル 専門性(経理、法務、人事、語学力など)


■スタンス

自分の頑張る理由の根になる部分です。

自分のやりがいにポータブルスキルやテクニカルスキルを磨くことがつながっていることは非常に重要です。自分が何に動機づけされるのかを理解していると、やる気・モチベーションをコントロールするために立ち返ることができます。


■ポータブルスキル

業界や職種に関わらず、どんな職場でも求められるスキルです。

自己管理ができ、課題に適応して、コミュニケーション力がある人は場所が変わったとしてもそこで成長して能力を発揮することができます。

詳しくまとめてある過去の記事があるのでぜひ見てください!



■テクニカルスキル

自分の専門分野を持つことがキャリアアップにつながっていきます。

しっかりとスタンスやポータブルスキルを固めたうえでキャリアアップを考えるのはこの段階です。

今回のタイトルである【転職先でのキャリア成長戦略: 長期的なキャリアビジョン】を考える際にはこの部分の方向性をしっかりと持つことが重要です。


2.掛け合わせのキャリアデザイン


先ほど紹介したテクニカルスキル。

専門性があるというとどんな人物像が考えられるでしょうか?

例えば飲食店のサービススタッフを思い浮かべてください。

接客をするということであれば多くの人がトレーニングを受けることで標準的なレベルをクリアできるのではないでしょうか。

ここでこの方が英語を話すことができると、海外の方が多く来店するお店で活躍する機会が得られそうです。さらにもう一つ言語が話せるトリリンガルだともっと幅広く仕事を探すことができそうです。

ポータブルスキルであるコミュニケーション力と合わせることで、海外の方を対象としたサービスの案内役や、貿易関係のお仕事にもつながりができるかもしれません。


このようにスキルを複数持つ希少な人材を目指すことが大切なこととなります。


そして、ここでとても大事な注意点があります。


あくまでも習得していくスキルは【どんなポジションに自分がついていくのか】を基にして習得していくということです。

スキルを得ることばかりに夢中になってしまい、そればかりに時間をかけてしまうと、キャリア成長とは違う方向に向かってしまうことが多くあります。あくまでも自分のポジションを確立していくこと、そして次のポジションにチャレンジするためにそのスキルが必要になる、ということを念頭に置きましょう。


3.転職という選択肢


転職先での成長戦略についてお伝えしてきましたが、長期的に考えるとまた転職を考える時が来るかもしれません。

そんな時にはご自身の次のポジションがどこにあるのかを意識しましょう。

社内にいることで人や機会とつながることができ、次のポジションにつながる場合もあるでしょう。別の企業、あるいは自分で仕事を持つことでポジションを作っていける機会もあるでしょう。


スキルの掛け合わせで希少な人材になった時には選択肢も増えている自分になっているはずです。もちろんその一つに転職というものも出てくると思います。


職業を選択する要素としてライフスタイルの変化も重要な項目です。

子供がいれば一緒にいる時間を増やしたいと思うようになりますし、健康を維持するためにジムに行く時間を確保したりお金を使いたくなるというのは大きな動機になります。

それらを実現できる働き方をしつつ、自分の就きたいポジションにつくためには選択肢を広く持つことをおすすめします。


これからはジョブ型雇用の時代になっていくと予想されています。

経験したポジションを活かし、年齢や役職に関係なく個人が働き方を交渉できるようになると言われており、そのような働き方をする方も増えています。


つまり選択次第で仕事はもちろんプライベートも自分で充実したものにすることができるのです。


さいごに


いかがだったでしょうか?

キャリアアップのプロフェッショナルである転職エージェントを入社後もうまく活用して欲しいと思っています。キャリアをステップアップして、望んだライフバランスを手に入れるのは、むしろ転職時ではなく転職後です。


転職が叶った後ももちろん私たちがサポートしていきますのでお気軽にご相談ください。


株式会社FIVE 職業紹介 池原 公生

許可番号 13ーユー310946


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